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2018/12/18 18:53


デニムブランド「EVERY DENIM」を運営する僕たち兄弟は、兵庫県加古川市の出身。


縁あって昨年、同じ加古川で50年以上に渡りものづくりを続けるワシオ株式会社の次期代表・鷲尾さんと出会いました。


1年間、交友を深めてきた僕たちはこのたび、ワシオがつくる暖かいニット生地「もちはだ」でブランケットを製作させてもらうことに。


今回の記事では対談として、EVERY DENIM・山脇とワシオ株式会社・鷲尾さんによるブランケット製作ヒストリーをお届けします。



この記事に登場する人


・鷲尾岳(わしお たかし)

兵庫県加古川市生まれ。新卒入社した企業にて海外新規事業の立ち上げメンバーに抜擢、中国で現地責任者を務める。2016年に帰国し家業の老舗生地工場「ワシオ株式会社」に参画。統括部長として倒産寸前だった会社の立て直しに成功する。


・山脇耀平(やまわき ようへい)

兵庫県加古川市生まれ。 瀬戸内発の兄弟デニムブランド 「EVERY DENIM」共同代表。47都道府県をキャンピングカー「えぶり号」で巡る旅を実践中。



出会いのきっかけ


山脇耀平(以下、山脇)

僕らデニム兄弟と鷲尾さんが出会ってからちょうど一年。意外と今まで3人の関係性を発信できてなかったように思います。今日は僕らの出会いのきっかけから、これから一緒にやっていきたいこと、また同じ兵庫県加古川市出身ということで、地元に対する想いなどをざっくばらんに話していきたいと思います。よろしくお願いします。


鷲尾岳(以下、鷲尾)

よろしくお願いします。ちょうど一年になるんですね、もう。早い笑


山脇:

はい、あっという間でした。笑 2017年11月、クラウドファンディングサイト「Makuake」でワシオがプロジェクトを行っていました。最終的に650万円を超える大きな企画だったので、僕もwebで見ていて。それまでワシオのことは知らなかったのですが、どんな会社なんだろうとめちゃくちゃ興味をもっていました。


鷲尾:

そうだ、たまたまMakuakeの担当者が共通の知人だったということで、僕らを繋いでくれたんですよね。それでウチの工場に兄弟が来てくれた。


山脇:

はい、それが去年の11月ですね。最初工場に行った時はびっくりしました。まず、外観めちゃくちゃ黄色いし笑 中はたくさんの編み機があって、想像していたよりも小さかった。そして、普通の工場ではなかなか見かけない、機械を直す工房が併設されていた。


鷲尾:

ウチの機械はもともと靴下の製造に利用されていたもの。それを独自に改造して50年以上も使い続けています。完全オリジナルなのでメンテナンスも自分たちでやらねばならず、だから特別の作業場がある笑 おかげで職人さんは、みなめちゃくちゃメカニックに強い人たちが集まってくれています。


山脇:

僕は以前、ワシオで働く社員の方15名にインタビューさせていただいたことがあるのですが、職人さんが機械のことを面白がっていたのが印象的でした。「部品まで自作なんて、他の工場じゃ考えられない、そこが難しいけどやりがいがある」と。


鷲尾:

はい、そこには自信を持っています。ワシオでつくる生地「もちはだ」は、他では他では絶対につくることができない。それは何より独自の機械と、それを操る職人さんの技術あってこそだと。


山脇:

ワシオのものづくりの特徴については、クラウドファンディングのページできちんと紹介されているので、ぜひ読んでいただきたいですね。


この世から寒いをなくしたい。職人が編み出す、快適すぎるニットT「もちはだ」

https://www.makuake.com/project/mochihada/


とにかく、地元・加古川にこんなにすごい生地をつくっている会社があるんだと知って、めちゃくちゃテンションがあがりました。そして、3代目・現統括部長である鷲尾さんの熱い想いもすぐに惹かれてしまいました。


鷲尾:

ありがとうございます笑 僕はもともと倒産寸前だったこの会社を立て直すために入ったので、熱いというよりはとにかく必死でした。おかげさまで今年は売り上げも順調に伸びて、これからどんどん新しいことをやっていけそうです。


山脇:

それは何よりですね。出会ってすぐに、僕ももちはだ製品を使用させてもらって、そこからずっと愛用しています。本当に暖かくて冬が助かる。このアイテムをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと純粋に、心の底から思える良いプロダクトです。


鷲尾:

デニム兄弟にぜひもちはだ製品を広めてもらえるのは僕もありがたいです。これまではキャンペーンやイベントの企画で手伝っていただきました。


山脇:

はい。EVERY DENIMが運営するオンラインコミュニティ「えぶりシティ」では、メンバーの方々と一緒にパジャマを企画すると言う取り組みも行いました。4月から半年間のプロジェクトとして、実際にみんなで工場にも行って、楽しい時間でしたね。


鷲尾:

完成した製品はクラウドファンディングで先行受注をし、1117万円を記録することができました。ワシオで働く社員のみんなに会って、話してもらえるのは僕個人としてもとても嬉しいことです、ほんとにありがとう。



製品づくりの課題


山脇:

僕らとしても、引き続きもちはだを世に広める活動を行っていきたいし、今後はワシオが抱えるより具体的な課題について、僕らなりにできるアクションを起こしていきたい。その第一弾として今回、ブランケットを製造販売させてもらう運びになりました。


ブランケットをつくるに至った経緯として、まずは鷲尾さんの方から、現状ワシオが抱えるものづくりの課題についてお話いただけますか。


鷲尾:

そうですね。先ほども話した通り、ウチの生地は独自に改造した機械を手直ししながらつくっています。昔ながらの設備だし、故障もしやすいし、生産の効率だけを考えたらとても非合理的なやり方をしてるんです。


極端な言い方をすれば、同じ機械の動かし方をしていても、今日できたことが明日できないなんて事態が日常的に起こる。それだけ機械の調子は不安定ですし、職人さんの経験に基づいた勘にに頼る部分が大きいんです。


だから、新しいものをつくるとなったときに、とにかく試行錯誤の回数が多い。新製品を開発する際、どうしても最初のうちは失敗が続きます。


山脇:

いわゆるB品(機能上の問題はないが、外観に細かい難点がある品)ですね。ものづくりをする上では避けて通れない課題だと思います。


鷲尾:

そうなんです。工場を経営する立場としては、やっぱり、日々新しいものを世に生み出していきたい。けれど、B品が市場に出せない限りは、廃棄するしかない。こうして初期コストがかかってしまう分、チャレンジに対してどうしても足踏みしてしまう部分があって。

実例を挙げると、この間、あるオーダーがあって新しい生地づくりに挑戦したんです。もちはだの生地は通常糸が3本、起毛部分と裏糸、芯の糸から成っているのですが、他にもう1本起毛糸を入れようという試みでした。


うまくいけば、これまで以上に暖かい生地をつくれるということで奮闘したのですが、なかなかすんなりといかず、編む際に糸を引っ掛けるかぎ針の部分にどうしても負担がかかってしまって難航しました。結果的に大量のB品が出てしまったんです。


山脇:

生地の性能として暖かさはあるけれど、製品としては採用できないという。


鷲尾:

そうなんです。どうしようかと。もともと人を温めるためにつくっているので、B品であっても捨てるられるのではなく人の役に立つものでありたい。そこで出た案がブランケットだったということです。


山脇:

良いですよね。単に生地を販売するのではなく、しっかり製品という形にする。ブランケットってシンプルなように見えて、意外と端部分の縫製が難しいので。個人でつくるハードルが高いものをつくれるのはやはり工場の価値だと思います。


鷲尾:

ワシオは今後もこの生産スタイルを貫いていくと思います。実際、経営を見直したことで昨年から稼働率が2倍以上になり、現状キャパシティオーバーなところもあるのですが、それでも、機械を増やしたり最新のものに変えたりはしない。


今の機械でつくられる生地が最高だと思っています。一人でも多くの人に、もちはだを身につけてもらって暖かい冬を過ごしてもらうことを何よりの目的に考えているので。



ものづくりを続ける目的


山脇:

目的という言葉が出ましたが、以前鷲尾さんが東京のピッチコンテストに出場された時に、審査員の方に「誰のために事業を行っているのですか」と質問されて「社員のため」と即答されてたのを思い出しました。


鷲尾:

あの答え自体は否定的に捉えられましたけどね笑 でも当時の答えとして、あのとき言ったことは決して間違えてなかったと思っています。


ウチは僕で3代目。創業者の祖父がつくった会社は、誇れるプロダクトもちはだのおかげで時代の荒波を乗り越えてきました。つくってるものは、今も昔も変わっていませんし、これからも変えるつもりはない。


ただ、組織的な観点からいうと、いろいろと変革していかないといけないと考えています。何十年も前に終身雇用で採用された社員の人たち。彼らとともにこれからも同じ方向を向きつつ、会社を存続させるのは並大抵のことじゃない。


山脇:

鷲尾さんが入社されるずっと前からワシオで働かれてる方もたくさんいるわけですもんんね。


鷲尾:

会社のビジョンを示しみんなと共有するのは僕の仕事ですが、じゃあ例えば僕が無邪気に理想を語ればいいかというと、全然そんなことはない。もしかしたら提案した未来は働く誰かにとってとても苦しい道のりを強いることになるかもしれない。体力的にも、精神的にも。挑戦を強制するかもしれない。


僕はやっぱり、一緒に働くみんなが幸せであってほしいし、そこから目を背ける経営者でありたくない。だから、僕の理想がみんなの理想と重なるように、調整していく必要があるんです。そこが工場経営の難しさだと思っています。


山脇:

鷲尾さんと話していてつねづね思うのは、僕らデニム兄弟がEVERY DENIMを運営していくのとは全く違うスキルが必要なんだなあということ。ピュアな理想を元に0から物事を立ち上げるのと、歴史ある会社を引き継いでいくのは、経営という言葉は同じでも中身は全然違う。


鷲尾:

その通りだと思います。僕の場合はスタートから現状が待ち受けていた。それが良い悪いというより、会社を続かせたければとにかく現状を受け入れるしかない。腹をくくって前を向いていくしかないんです。そのための課題はまだまだたくさんある。


山脇:

会社として強くなれば、それだけ働くみんなにも還元できますしね。課題はたくさんあるからこそ、まずは目に見える小さな"もったいない"をポジティブに変えていきましょうと。今回のブランケットはそういう想いで僕も捉えています。


鷲尾:

はい、デニム兄弟と一緒にこの製品を広めていって、たくさんの人に喜んでもらいたい。そして現場に興味を持ってくれた人がいつかウチの工場に来てくれて、働いているみんなに会ってくれる。そんなことを夢見ています。


山脇:

想いが目に見える形となって、場所を超えていろんなところに届いていくのはプロダクトの魅力ですよね。頑張って広めていきましょう!!


鷲尾:

はい! 引き続き宜しくお願いします!!


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